世界と駅伝の狭間にいた三浦龍司 あえて聞いた学生時代の「後悔」

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構成・加藤秀彬
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 陸上男子3000メートル障害の三浦龍司は今春、順天堂大を卒業し、社会人としての一歩を踏み出す。

 東京五輪でこの種目の日本勢初となる入賞を果たしたり、世界選手権に2回出場したり。大きく飛躍した学生時代を、恩師の長門俊介監督とともに振り返った。

 ――2人の出会いは?

 長門 最初の記憶は、三浦が洛南高校1年生のときに出場した織田記念のウォーミングアップです。高校の先生から「面白い選手がいる」と事前に聞いていた。ぴょんぴょん跳ねるように走っていましたね。

 三浦 自分が覚えているのは高校総体の予選です。同学年には他にも強い選手はいたが、どんな結果になっても僕を勧誘すると言ってくれた。そこまで思い入れを持ってくれているんだ、と感じました。

 ――3000メートル障害と並行して駅伝にも取り組みました。

 三浦 1年目は正直未知数で、距離に対しての不安や、学生駅伝がどういう舞台なのかも知らなかった。年々やっていくごとに正直難しい、厳しいなというのは思いました。

 長門 (世界最高峰の)ダイ…

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