国連安全保障理事会は28日、対北朝鮮制裁の実施状況を監視する「専門家パネル」の任期を1年延長する決議案を否決した。ウクライナ侵攻の長期化で北朝鮮との関係を深めるロシアが拒否権を行使した。北朝鮮の核・ミサイル開発に対する国際社会の抑制がさらに緩むことが懸念される。
ロシアのネベンジャ国連大使が挙手して拒否権を行使すると、議場は静まりかえった。日米など13カ国は決議案に賛成したが、常任理事国の中国は棄権し、国際社会の足並みの乱れが露呈した。
2009年に設立された専門…
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