初の開幕投手の巨人・戸郷翔征 決めている初球 先輩にもらった助言

読売ジャイアンツ

堤之剛
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 プロ野球・読売ジャイアンツ(巨人)の戸郷翔征が29日、東京ドームでの阪神タイガースとの開幕戦に挑む。

 自身初の開幕投手を担う23歳は開幕前日の28日、ダッシュや遠投で約1時間汗を流した。

 開幕戦の初球の球種は「一週間前くらいから決めている」と笑顔で話したが、何を投げるかは明かさなかった。

 開幕戦は今季から指揮を執る阿部慎之助監督の初陣。球団は今年、創設90周年の節目の年だ。

 「本当に注目度も高いと思う。今まで通り、普段の自分が出れば」と語った。

 オープン戦は4試合に登板し、1勝3敗、防御率5・68。数字だけ見れば、いま一つだった。

 「期待も多少ありますけど、やっぱり不安の方が大きい。ジャイアンツのファーストゲームを任されたので、そこに対してすごい楽しみと、いろんな責任がある」と胸の内を明かした。

 これまで何度も開幕投手を務めてきた菅野智之からは「緊張するな。どっちみち始まらないと、終わらないんだから」と助言も受けた。

 戸郷はその言葉をかみ締め、「明日は思う存分楽しみたい」「明日起きたらどんな気持ちになってるか楽しみですけど、夜は普通に寝られるかなと思う」と話した。

 球界の盟主も12年、日本一から遠ざかる。頂点奪回に向けた初戦となる。

 戸郷に開幕投手を託した阿部監督は、「日本を代表するピッチャーだと思っている信頼は揺るがない」と話した。

 戸郷の目標は明確だ。

 「日本一を目標に、この一年間、全力で戦う。個人としてもいろんなタイトルを目指してやっていかないといけないシーズン。また一味違った自分を出していきたい」(堤之剛)

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