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　スポーツ用品大手のアルペン（名古屋市）の旗艦店「Alpen（アルペン）　NAGOYA（ナゴヤ）」が29日、名古屋・栄にオープンする。スポーツやアウトドア用品で国内最大級の品揃えという。

　同市中区の複合施設「ナディアパーク」の地下1階から地上5階の6フロアで、延べ床面積は約1万1570平方メートル。東京（2022年）、福岡（23年）につづく3店目の都市型旗艦店という。

　水野敦之社長（46）は27日の内覧会で「スポーツに興味のない方も気軽に寄っていただき、スポーツの魅力を広める拠点にしたい」と話す。愛知県内で盛んなハンドボールのコーナーを設けたほか、ナイキ・ジョーダンブランドやコンバースといった、普段も使えるスニーカーや服も充実させた。

　アウトドア用品では、日本のスノーピークや米コールマンといった有名ブランドを中心にそろえ、名古屋オリジナル商品もある。スノーピークの23年12月期の純利益が前年比99.9%減だったことなどコロナ下のキャンプブームは落ち着いているが、水野社長は「キャンプ場は活況でコアなファンはおり、キャンプを文化として根付かせたい」と話した。（前川浩之）