認定こども園セクハラ問題 職員に謝罪、雇い止め撤回 労使で協定書

編集委員・堀篭俊材
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 北海道江別市認定こども園「若葉幼稚園」で、複数の職員が理事長からのセクハラ被害を訴えていた問題で、同園を運営する江別キリスト教学園が26日、職員に謝罪することなどを盛り込んだ和解協定書を労組と結んだ。

 協定書によると、学園側は女性職員8人に対する理事長によるセクハラ行為があったことを認め、謝罪する。また、セクハラを訴えていた職員を含む5人に対する雇い止め予告を撤回することも盛り込まれた。

 認定こども園を舞台にした異例のセクハラ問題をめぐっては、職員で結成した札幌地域労組若葉幼稚園支部が5日に会見、「度重なるセクハラ行為で心的被害を受けた」として、理事長を懲戒解雇処分にするように要請。学園側は11日の理事会で、理事長や園長ら幹部3人を3月末で解任することを決めていた。(編集委員・堀篭俊材

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