100人公募で表現活動 新年度企画が次々 改装のさいたま芸術劇場

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岩堀滋
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 1年半の改修期間を経て、開館30周年となる彩の国さいたま芸術劇場さいたま市中央区)が、3月改装オープンした。これを踏まえ、芸術監督を務める振付師でダンサーの近藤良平さん(55)が19日に記者会見し、公募による100人程度の「表現活動」の公演をめざすほか、18歳以下を無料招待するシェークスピアの上演、次世代の表現者育成など、2024年度の目白押し企画を発表した。

 一番の目玉は、近藤さんが22年4月の芸術監督就任から温めてきた表現集団、「カンパニー・グランデ」の始動。年齢や性別、国籍、障害の有無やプロとアマの垣根を越えて参加可能で、「表現活動をするサロンのような集まり」だという。4月下旬にメンバーの公募を始める予定で、25年3月に選抜メンバーで「成果発表」をし、25年度中に本公演をめざすという。

 また、年間を通して多くの人が行き交う様々なワークショップにも挑戦する。芸術監督として取り組むテーマ「クロッシング(交差)」の実践と実験だ。

 近藤さんは昨年4月から、県…

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