4年ぶり代表の小川航基「だいぶ遠回りした」 日本の課題解決へ自信
サッカーの2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で、B組首位の日本は21日、東京・国立競技場で北朝鮮と対戦する。3連勝をめざすチームで、新たな得点源として期待されるのが、4年ぶりに代表に復帰した小川航基(NECナイメヘン)だ。
「だいぶ遠回りしてしまったというか、(代表に選ばれたのは)相当昔のこと。素直にうれしい」
絶好調ぶりが評価され、お呼びがかかった。昨夏に横浜FCから移籍したオランダ1部のNECで、現在リーグ戦で8ゴール。身長186センチと欧州の選手に見劣りしない体格だが、屈強なDFを相手に競り合いで勝つのは一筋縄ではいかない。意識してきたのは駆け引きだ。「マークを外してニアに入るとか。すごく工夫するようになった」
日本はアジア杯で8強止まりだった。FWのレギュラーだった上田綺世(フェイエノールト)は同じオランダ1部でプレーする。ただ、上田は現在リーグで2得点。小川の方が今季の欧州では結果を残している。
日本の課題でもあるセットプレーからの得点も得意とする。アジアでは守備を固められる展開が多いことを踏まえ、「セットプレーは非常に大きな鍵になってくる。そういった意味でも力になれる」と自負する。
2021年の東京五輪に出場する世代で長くエース格だったが、所属していた磐田(当時J2)で活躍できず選外だった。日本のエースをめぐる争いに、再び足を踏み入れる。(加藤秀彬)
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