中央学院が甲子園初勝利 背番号6の颯佐、投打で活躍「うれしい」

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 (20日、第96回選抜高校野球大会1回戦 千葉・中央学院7―1和歌山・耐久)

 中央学院が、春夏を通じて甲子園初勝利をあげた。最後を締めたのは、最速148キロを投げるという背番号6の右腕、颯佐(さっさ)心汰(ここた)。「中央学院の歴史として1勝することができて本当にうれしい」と声を弾ませた。

 5番・遊撃手として先発し、一回2死一、三塁の打席では外角の変化球を左前に運び、先制の適時打とした。登板は1―0の六回から。「リードを広げたかったので、流れを引き寄せられるようにテンポ良く投げようと思った」。相手は初出場で1905年創部の伝統校。「声援がすごくて、圧倒された」というが、この回を三者凡退に抑えると、チームは直後に3点を奪った。

 中央学院は2018年の春夏に甲子園に出場しているが、白星をつかむことはできなかった。特に、春は明徳義塾(高知)に九回2死から逆転サヨナラ3点本塁打を浴びて敗れていた。

 勝利の校歌を聞いた相馬幸樹監督は、「感慨深かった。みんなの勝利なので、感謝したい」。

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