「幕開け祝す演奏を」 中日ホールこけら落としに愛工大名電吹奏楽部

小原智恵
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 名古屋・栄の新たなランドマークとなる「中日ビル」が来月23日に全面開業するのを前に、館内の「中日ホール」が29日に先駆けてオープンする。

 29、30日のホールのこけら落とし公演に選ばれたのは、地元の愛知工業大名電高校の吹奏楽部と、名古屋フィルハーモニー交響楽団で長年ポップスの音楽監督を務めてきたボブ佐久間さんによる「ポップスコンサート」。同地にあった中日劇場にゆかりのある演歌歌手やミュージカル歌手らをゲストに迎え、吹奏楽の伴奏で持ち歌を歌う。

 2月20日に開かれた初めてのリハーサルでは、新体制となった吹奏楽部員計約150人が、ボブ佐久間さんの指導を受けた。同部は、プロ仕様にボブさんが編曲した映画音楽などのメドレーを演奏する。

 ボブさんは、高校生の吹奏楽部の審査もしたことがあるといい、「高校生の吹奏楽はレベルが高い。嫌われる覚悟でちゃんとやり合って可能性を引き出したい」。同部の御手洗彩乃新部長は、「今年の名電のお披露目の機会。ボブさんと部員一同でホールの幕開けを祝す演奏ができるようがんばりたい」と話した。

 中日ホールは、新中日ビルの6階にあり、エンターテインメントで利用する場合は約600席の座席数を有する。

 29日午後6時開演のゲストは渡辺真知子さん、中村美津子さん、コロッケさん、30日午後1時と午後4時半開演のゲストは水夏希さん、岡幸二郎さん、鈴木ほのかさん。入場料は全席指定で8800円で、各種プレイガイドで購入できる。小原智恵

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