W杯へ「僕は行く。決めている」 日本代表復帰の長友がもたらすもの

加藤秀彬
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 「今日は4時か5時に目が覚めた。細胞たちがうずき始めて、いったん落ち着けと細胞たちに言った。それぐらい楽しくて仕方がないですね」

 2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会以来のサッカー日本代表復帰となった長友佑都FC東京)が18日、26年W杯アジア2次予選の北朝鮮戦に向けた代表練習に合流した。

 初日の練習では、ピッチに出た7人の先頭に立ってジョギングを始めた。

 パス回しが始まると、長友へのパスが乱れた田中碧(あお)(デュッセルドルフ)に「碧、お前、愛情が無くなってるぞ」。

 12歳年下の後輩をいじり、久保建英(R・ソシエダード)らも参加した初日は終始和やかなムードに包まれた。

 練習後の取材。長友を待ち構えていた報道陣を前に、「今日はしゃべりたくないですね。僕はしゃべるのが嫌いなので」。

 笑顔で冗談を言い、代表への思いを熱く語り始めた。

 アジア杯でベスト8に終わった日本代表の印象は「元気がなかった」。

 「そこまではみんなすごく生き生きと躍動していたのに、覇気がなくなっていた」

 今回は左サイドバックの中山雄太(ハダースフィールド)が負傷した影響もあり、チャンスが巡ってきた。「FC東京でピッチでやってきたことと、誰よりも経験してきたことを評価された」と自負している。

 現在37歳。20代の選手が代表の中心を担う中、「正直、誰よりも若いと思っている。年齢はただの数字」。

 出場すれば5大会連続となる26年W杯について「僕はもう行くんで。自分の中でそれは決めていて。そこから逆算している」ときっぱり。

 北朝鮮との2連戦は、21日にホーム国立、26日にはアウェー平壌で戦う。

 「気持ちが大事。1人元気なやつがいたら伝染していくので、そういう存在でいたい」加藤秀彬

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