ネコのゴロゴロ、どうなってるの? 声帯のパッドで音を出す説も
北海道・高村晴美さん(66)からの質問
ののちゃん このあいだ、親戚のうちに泊まりにいってきたよ。布団で寝ていたら、家のネコが中に入ってきて、一緒に寝たの。
藤原先生 あら、先生もネコが大好きだから、うらやましいな。かわいかったでしょう。
のの うん。なんかね、のどがゴロゴロいってたよ。あれってなんなんだろう。
先生 それがねえ、ネコのゴロゴロにはなぞが多いの。例えば、あの低い音は、本来はゾウみたいに大きな動物でないと出せないはず、とも言われているんだよ。
のの そうなの?
先生 声は空気が通るときに声帯が振動することで出るよね。音の高さは声帯の長さとも関係していて、一般に短いと高く、長いと低い。体が小さく声帯も短めのネコは、ゴロゴロみたいに低い音を出すのは無理なはずなんだって。
のの 確かに、ニャーという鳴き声は高い音だよね。
先生 でね、オーストリアなどの研究チームが去年、ゴロゴロに関する論文を出したの。ネコの声帯には4ミリほどの柔らかいかたまり、いわばパッドのようなものが埋め込まれていて、これがかぎなんだって。
ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.com
のの どういうこと?…
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