アイドルグループAKB48が拠点とする東京・秋葉原の劇場が今秋、老朽化のため全面リニューアルされることになった。17日、横浜市のぴあアリーナMMで開かれたコンサートで発表された。リニューアル初日は、劇場オープン19周年となる今年12月8日を予定している。

　AKB48劇場は2005年12月8日にオープン。前田敦子さんや高橋みなみさんらがステージを盛り上げ、「会いに行けるアイドル」として国民的アイドルグループへと駆け上がる礎となった。

　定員250人。コンサートホールなどと比べて小ぶりの劇場で、ステージと客席の距離の近さが人気の要因に。また、客席からの視界をさえぎるように立つ2本の太い柱も名物となった。

　AKB48によると、9月1日に現在の劇場での最終公演を開催。翌日から12月7日までリニューアル工事をし、その間は全国で「出張公演」を開くという。（小松隆次郎）