ライブ出演、将棋ファンが命名した村瀬の部屋 新聞記者は話うまい?

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メディア空間考 高津祐典

 「後手玉が不安定に見えますね」「桂を跳ねるんですか?」

 朝日新聞将棋担当でアマ四段の村瀬信也記者は、将棋対戦アプリ・将棋ウォーズの画面を見ながら、局面の見通しをテンポ良く解説者から引き出していく。

 今月10日、ユーチューブの囲碁将棋TVで「朝日新聞社杯第9期将棋ウォーズ棋神戦」を生中継した。解説者は将棋ウォーズ運営会社の社長でアマ強豪でもある林隆弘さんら。村瀬記者とのかけ合いのなかで、林さんが漏らしたひと言に感慨深いものがあった。

 「さすが新聞記者、話がうまいですね」

 囲碁将棋TVの運営を始めて3年4カ月。チャンネル登録者数は先月末、節目の10万人を超えた。ユーチューブから銀の盾が贈られるので、多くのユーチューバーが目標に掲げる数字だ。その間、色々なことが変わった。

 まずは機材。ペンとノート、カメラにビデオカメラとマイクが加わった。働き方もさまがわりした。囲碁将棋の対局をライブ中継するようになり、聞き手として動画に出演するようになった。

 突然ライブに出演するようになって、戸惑わなかったのか。

 村瀬記者は「全然違う筋肉を…

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