朝日新聞デジタルのアンケートでは、2040年に労働力が2割減る「8がけ社会」について、8割超が「不安を感じる」「どちらかと言えば不安を感じる」と答えた。一番困ることは何か、との問いには「介護、医療サービスの低下」が最も多かった。取材に応じてくれた回答者の声や、寄せられた意見を紹介する。
「お産ができる施設がどんどん減っています」。高知市の契約社員、竹内明里さん(37)は、少子化と産科医不足などにより、分娩(ぶんべん)できる施設が集約されていることに不安を訴えた。「中心地にいないと、病院へ行くにも一苦労です。安心して出産できる態勢は維持してほしい」
京都府の40代女性も「このまま人手不足が続くと医療や介護のサービスにつながれず、家族が見ることになれば就業人口が減る悪循環に陥りそう」と意見を寄せた。
8がけ社会を突破する鍵は
8がけ社会を突破する鍵はどこにあるのか。「格差対策に力を入れる」「行政の無駄を減らす」「生産性を向上させる」との回答が上位に並んだ。和歌山県の50代男性は「エッセンシャルワーカーへの正当な対価を所得として保障し、社会インフラを作り直す」とアンケートにつづった。
「どちらかと言えば不安を感…
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