救われた迷子がやがて…大阪府警の採用、学生が広報動画に込めた狙い

飯島健太
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 大阪府警が来年度の警察官採用選考に向けて申込者を募集している。近年、申込者数は減少傾向にあり、府警は広報活動に力を入れている。

 12日、大阪市北区の専門学校「HAL大阪」で、警察官の募集を呼びかけるアニメ動画2種類を制作した学生6人に府警から表彰状が贈られた。15秒の動画は、迷子の小さい子どもが警察官に助けられ、成長の末に自ら警察官になる内容だ。

 6人で担当を割り振り、原画140枚を手描きした。制作に約10カ月。保木本萌さん(21)は「SNSで最近よく閲覧される短くてインパクトの強い動画を意識した」と話す。動画は街頭のモニターや府警のホームページ(https://www.police.pref.osaka.lg.jp/別ウインドウで開きます)で流される予定だ。

 府警は「大阪らしさ」を前面に出したポスターも作った。制帽をかぶった「たこ焼き」から湯気が立ち上るデザインで「熱っついの、求む。」と呼びかける。

 府警の採用選考の申込者数は2018年度には1万人を超えていたが、19年度から1万人を割り、今年度は5839人に減った。幹部は「優秀な人材を採用するためにも、より多くの人たちに応募してほしい」と求めている。飯島健太

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