お祭り、子どもが音頭 10日にさいたまで 屋台やゲーム企画

小林未来

 小中学生が企画や運営を手がける「夢桜(ゆめさく)さいたまつり」が10日、さいたま市桜区のプラザウエストで開かれる。子どものスタッフらが屋台コーナーやゲームコーナーなどを準備中で、来場を呼びかけている。

 主催は、学習支援活動をしているNPO法人「無料塾ひこざ」や市PTA協議会の桜区連合会など。500人超が来場した昨年に続き2回目の開催となる。

 子どものスタッフは、さいたま市内の小学生22人、中学生3人で、1月ごろから準備を進めてきた。

 2・3階の「誰でもかんげいエリア」では、地元企業によるドローン体験会や防災商品の展示があるほか、子どものスタッフが運営する段ボールクラフトコーナーやカードゲーム室なども設けられる。4階は事前に申し込んだ小中学生が入場できる「専用エリア」で、フルーツあめやチョコバナナといった食べ物コーナー、段ボール迷路、スーパーボールすくいといった遊びコーナーが楽しめる。

 地元企業からの協賛金集めや飲食物の衛生管理などは大人のスタッフが担当するが、お店作りやスタッフの配置や動き方などは子どもと一緒に考えている。

 大人のスタッフの一人、今川夏如さんは「自分たちが運営側に回ることで、行って遊ぶだけのお祭りとは違う経験になる。創意工夫で来場者に楽しんでもらったり、スタッフ同士でコミュニケーションを取りながらイベントを成し遂げたりする喜びを感じてほしい」と話している。

 「誰でもかんげいエリア」は申し込み不要、「小・中学生専用エリア」は事前申込制で参加費300円。申し込み・詳細はホームページ(http://yumeuta.main.jp/ktf2024別ウインドウで開きます)へ。(小林未来)…

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