聖書の一節と、男女格差 撤退のヘイリー氏が最後の演説で語ったこと
ワシントン=榊原謙
米共和党の指名候補争いからヘイリー元国連大使(52)が6日、撤退し、11月の大統領選で共和党から米国初の女性大統領が生まれる可能性はなくなった。「女性」や「非白人」というアイデンティティー(自己認識)を強調する政治手法を拒んできたヘイリー氏。撤退の演説には「強い女性」としての自負がにじんだ。その挑戦の後には、男女格差が厳然と存在する米国社会が残された。
共和党予備選の山場となった5日のスーパーチューズデーで、「1勝14敗」という結果を見届けたヘイリー氏は6日午前、地元サウスカロライナ州で撤退の演説をした。最終盤に、旧約聖書「ヨシュア記」からある言葉を引用した。
「強く、雄々しくあれ(Be…
【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
アメリカ大統領選挙2024
民主党のバイデン氏が2期目を狙う。共和党では復権に向けトランプがリード [もっと見る]