将棋順位戦、伊藤七段と古賀五段が昇級 今も払拭できないあの悔しさ

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村瀬信也 佐藤圭司
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 将棋の伊藤匠(たくみ)七段(21)と古賀悠聖(ゆうせい)五段(23)が5日、第82期C級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終11回戦で勝利し、B級2組への昇級を決めた。藤井聡太名人・竜王(21)=王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ八冠=を追う2人のホープが、名人戦の舞台にまた一歩近づいた。

 名人戦につながる順位戦には五つのクラスがある。C級1組は下から二つ目のクラスで、今期は31人が参加。成績上位3人が昇級できる。棋王戦五番勝負で藤井名人・竜王に挑戦中の伊藤七段は7勝2敗、順位戦連続昇級を狙う古賀五段は8勝1敗でこの日を迎えた。

 伊藤七段は宮田敦史七段(42)と対戦。夜になるまで形勢はほぼ互角で推移し、互いに1時間を超す長考を記録するなど力のこもった応酬が続いた。終盤、伊藤七段が好機を生かして優位を築き、午後11時5分、114手で伊藤七段の勝利が決まった。

 伊藤七段は対局後、インタビ…

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