大学病院で7カ月男児が死亡 5カ月前、異変アラームの覚知遅れる?

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甲斐江里子 田添聖史
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 大阪医科薬科大学病院(大阪府高槻市)で昨年9月、入院していた生後2カ月の男児が不整脈を発症した際、それを知らせるアラームに気付くのが遅れ、その後、男児の脳に障害が残ったことが捜査関係者らへの取材でわかった。男児は約5カ月後の今年2月に死亡。大阪府警は当時の状況について業務上過失致死容疑も視野に調べている。

 捜査関係者や遺族によると、亡くなったのは大阪府枚方市の益田悠生(はるき)ちゃん。生まれつき心臓の難病があり、手術のために昨年9月に同病院の新生児集中治療室(NICU)に入院した。手術が予定されていた同18日の未明、不整脈を発症し、救命措置を受けたが、脳に障害が残った。病院側は府警に「看護師らがアラームに気付くのが遅れた」などと説明しているという。

 悠生ちゃんは今年2月25日に生後7カ月で死亡した。司法解剖の結果、死因は、昨年9月に発症した低酸素脳症による多臓器不全だった。病院側は昨年9月、当時の対応について遺族に説明し、謝罪したという。

 悠生ちゃんの母親(46)は…

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