ダイオキシン問題から四半世紀 廃棄物埋め立て処理に向け調査を表明

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田中祐也
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 大阪府の豊能(とよの)、能勢(のせ)両町でつくる「豊能郡環境施設組合」のごみ焼却施設(廃炉)で起きた国内最悪のダイオキシン汚染問題で、組合管理者の上浦登・豊能町長は4日の町議会で、最後に残っている汚染物を埋め立てる施設を町有地に建設するため、ボーリング調査を行う方針を表明した。

 組合によると、2024年度中をめどに、豊能町余野(よの)地区のバスロータリー付近の地下に「遮断型処分施設」を造り、近くの旧町立保育所などに保管しているダイオキシン類を含む廃棄物計約244トンを埋める。ボーリング調査は3月に始める。

 上浦町長は町議会で「長年の懸案事項である廃棄物の最終処分については、余野地域の皆様の理解と協力をいただき、ボーリング調査に向けた準備を進めることができた。調査結果を待って、十分な意見交換をし、処分場所を決定し処理を進めていく」と説明した。

 この問題をめぐっては、19…

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