川久保玲が語った「自分に対する怒り」 パリでギャルソンデー

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 フランスで開催中のパリ・ファッションウィーク(パリ・コレクション)で2日、コムデギャルソン社の3ブランドが同じ日にショーを行った。毎回恒例で「ギャルソンデー」とも呼ばれる。日本を代表するブランドが大きな存在感を示した一日だった。

 朝いちばんに開かれたのが、渡辺淳弥が手がける「ジュンヤ・ワタナベ」のショー。会場はパリ18区のサクレ・クール寺院の近くにあるエリゼ・モンマルトル劇場だった。ブランドの服を着こなした来場者を撮影しようと、会場の周りにはフォトグラファーが大勢つめかけた。

 今季は「パブリックアートが日常にあるということ。造形物と服とのコントラストを美しく表現したいという思いでコレクションを作りました」と渡辺。黒のハイネックとシンプルな黒いパンツ、美しい光沢のある上質なコートといった比較的オーソドックスな服の上に、大きな三角形のオブジェや突起物を配置し、彫刻のような服を見せた。飾りはあるのに無駄がなくシャープで、圧倒的な迫力があった。

 昼はパリ9区、高級百貨店「…

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