伐採逃れ、今年も咲いた桜 1日に能登支援の夜桜コンサート 調布

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 24年前、切り倒される運命だった京王線仙川駅(東京都調布市)前の2本の桜が今年も花を咲かせた。花を見上げ、スマホで写真を撮る人などでにぎわっている。改札口前の桜には、「がんばれ能登半島!復興へとどけみんなの声」のポスター。4月1日には、能登半島の復興支援のため、桜の下で夜桜チャリティーコンサートが開かれる。

 桜はソメイヨシノで、1941年、駅前の地主が息子の誕生を祝って植えた。市は2000年、駅前にロータリーを建設するため、伐採を決めた。だが、1万4千人の反対署名が集まり、当時の市長が伐採を断念。1本はその場に、もう1本はすぐ近くに移植され、生き延びた。

 「能登半島震災 復興に仙川駅前桜からエール!」と題したコンサートは、1日午後4時開演。大正琴や弦楽四重奏のほか、ベルリン在住の日本人とドイツ人の音楽家による弦楽アンサンブルの演奏もある予定だ。

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