結婚したら宝くじプレゼント、中国西安市 婚姻件数の急減を背景に
瀋陽=金順姫
結婚する人が急速に減っている中国で、陝西省西安市が3月1日、婚姻の手続きをして結婚証を受け取る夫婦に宝くじを贈るキャンペーンを始める。夫婦になった満足感を高める狙いだといい、削ってすぐに結果がわかる「スクラッチ」のくじを10元(約210円)分、プレゼントする。
中国メディアによると、キャンペーンは11月末まで続ける予定で、経費は70万元(約1465万円)を見込んでいるという。
中国の2022年の婚姻件数は683万組で、9年連続で減少した。ピークだった13年と比べると半減している。少子化も止まらず、23年末の人口は14億967万人で、前年末から208万人減少した。2年連続での人口減となった。
SNSの微博には「結婚は宝くじを買うようなものだ」「おもしろい」「納税者として反対だ」などと書き込まれている。(瀋陽=金順姫)
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