今年も一関でTGCティーン 「輝く」テーマに地元若者が企画運営も

小幡淳一
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 国内最大級のファッションの祭典「東京ガールズコレクション(TGC)」の10代向けイベント「TGC teen」が6月1日に岩手県一関市の市総合体育館で開催される。2年目の今年も人気モデルたちがランウェーに登場するほか、地元の若者が加わった多彩な催しも展開される。

 今回のテーマは「Shine(シャイン)」。次代を担う10代がふるさとを誇りに思い、輝く未来の自分を描けるきっかけになればとの思いが込められた。

 昨年はダンスグループ「PSYCHIC FEVER」と地元高校生らが一緒にダンスパフォーマンスを披露するなどした。今回も人気グループ「EXILE(エグザイル)」メンバーのTETSUYAさんらがダンスのワークショップを開く。地元の若者らは企画段階から携わり、イベント運営にも参加する。

 TGCは運営会社「W TOKYO」が手掛けるファッションイベントで、2019年からTGCteenを開催。人口減少と若者の流出に頭を抱える一関市が開催を打診し、昨年5月、東北・北海道では初めて実現した。のべ約56万人が来場や配信などで体感し、経済波及効果は約13億2千万円と試算された。

 2月14日に実行委員会メンバーらが市内で会見。佐藤善仁市長は「連続開催はありがたい。地方創生の意味を深め、若い人が実感できるようにしたい」と語った。

 昨年に続いて出演する人気ユーチューバーのとうあさんは「一関の魅力をより多くのみなさんにお届けできるようにがんばりたい」と抱負を語った。

 市は主な財源として、今回も市内に工場があるヘルメット製造販売「SHOEI」から寄付された企業版ふるさと納税1億円を活用する。石田健一郎社長は「オートバイとファッションは若い人を魅了し相通じる。一関市がますます活性化し、若者が楽しく、生きがいのある街になるようにお願いしたい」と話した。

 入場料は全席指定でアリーナ4千円、スタンド3千円。いずれも応援グッズ付き。一般のチケットは3月9日午前10時から公式サイトで販売する。出演者をはじめ新たな情報はSNSなどで順次発表するという。(小幡淳一)

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