天皇陛下64歳に 被災地に「深く心を痛め」 家族への思いも語る

有料記事

多田晃子 後藤遼太
64歳の誕生日を前に、歌会始の儀で使う輪島塗の懐紙箱を見ながら皇后さまと言葉を交わす天皇陛下=宮内庁提供

 天皇陛下は23日、64歳の誕生日を迎えた。これに先立ち皇居・宮殿で記者会見に臨んだ。能登半島地震の犠牲者への哀悼の意や被災者へのお見舞いを述べ、被災地訪問の意向を示した。

 陛下は、多くの人が犠牲となり、今なお安否不明者がいることなどに「深く心を痛めております」とした。長期化する避難生活を案じ、「多くの人々からの支援を得て、復旧・復興が順調に進んでいくことを心から願っています」と述べた。

 被災者の気持ちや被災自治体の考えを聞きながら、訪問が可能になれば皇后さまとともにお見舞いしたい意向も示した。

 昨年6月、全国植樹祭で訪れ…

この記事は有料記事です。残り1732文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

上皇さま90歳 ご一家の写真で振り返る

上皇さま90歳 ご一家の写真で振り返る

2023年12月に90歳の卒寿を迎えた上皇さま。在位中、国民と同じ目線であり続ける「平成流」を大切にしました。年始の集合写真をもとに、ご一家の歩みと平成、令和を振り返ります。[もっと見る]