埼京線南与野駅の高架沿いに商業施設、今春オープン

岩堀滋
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 さいたま市中央区のJR埼京線南与野駅西口の高架沿いに今春、飲食店が立ち並ぶ商業施設がオープンする。駅周辺で進む市による土地区画整理事業の一環で、JR東日本グループが開発を手がける。

 名称は「Kaya―Machi(かやまち)」。駅周辺にあり、関東の巨木として知られる「与野の大カヤ」にちなみ、地域に根ざした施設にするという。

 埼玉大学の最寄り駅で若者の利用が多く、中高層マンションの建設で人口も増えている。学生が同大に向かう国道463号までの高架沿いに立地する。

 第1期として、国道寄り約1100平方メートルの敷地に、魚と煮込みを名物とする大衆酒場(4月開業予定)、旬の野菜を使った創作料理の割烹(かっぽう)バル(5月以降開業予定)、愛犬同伴可能なコーヒーショップ(今月末開業予定)など、4棟をつくる。駅寄りの第2期(約890平方メートル)の開発も順次、進める。

 施設の事業主はジェイアール東日本都市開発。埼玉県内やさいたま市内で展開している飲食店が、出店の中心になる。敷地内ではマルシェの開催も予定している。ワークショップの企画やキッチンカーの出店などができる「かやまち広場」も設ける。

 JR東日本大宮支社広報室によると、22年度の同駅の1日あたり乗車人員は1万7428人で、武蔵野線との乗換駅で同市南区の武蔵浦和駅(4万6593人)よりも少ない。同室は「南与野、ひいては埼玉の魅力を大切にして、地元住民の日々の生活を豊かにするまちをめざす」という。岩堀滋

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