酒田市、アランマーレ山形のホームアリーナ建設断念

清水康志
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 酒田市は19日、同市を拠点とするバレーボールVリーグ女子1部(V1)のアランマーレ山形のホームアリーナ建設を断念すると発表した。

 市は昨年4月から約10カ所を候補に民設民営、公設民営でのアリーナ整備を検討したが、今年秋に始まる新リーグの基準(5千人以上収容)を満たすアリーナ整備には数十億~百億円が必要で、資金調達は困難と判断した。アリーナは2030―31年シーズンまでに用意する必要があった。県内に基準を満たす施設はないという。

 矢口明子市長は「選手、監督には大変申し訳ないという気持ちでいっぱい。応援する気持ち、皆さんの精神力から学びたいという市民の気持ちは変わらず、ますます高まっている」などと話した。市は引き続きチームを支援し、ともに地域の活性化に努めるとしている。

 アランマーレ山形は創部8年目の22―23年シーズンにV2初制覇。今季V1に昇格し、22戦全敗だった。

 アランマーレ山形によると、次のシーズンはホームゲームの半分以上を天童市の県総合運動公園総合体育館で、残りを酒田、鶴岡両市で行う。リーグの定義上は天童市がホームタウンとなるが、生活・練習などの活動拠点は当面は引き続き酒田市に置く。

 ホームアリーナについては今後、関係先に相談して考えるという。清水康志

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