多様化する米国バスケ留学 「能力以下の場所」に収まらないために
野村周平
日本で生まれ育ったバスケットボール選手のアメリカ留学が増えている。多くは、全米大学体育協会(NCAA)1部の強豪校を目指す。世界最高峰「NBA」への近道で、日本代表で活躍する富永啓生(ネブラスカ大)らの活躍で挑戦が身近になった。留学までの道のりも多様化している。
昨年末の全国高校選手権で優勝した福岡第一3年のエース崎浜秀斗は、米国留学を見据えて中学時代から独学で語学習得に努めてきた。井手口孝監督が「入学した時には『英語の方が答えやすいです』と言っていた」と笑うほど。
崎浜は、漫画家の井上雄彦さんが創設した「スラムダンク奨学金」の第17期生として3月末に渡米する。プレップスクールと呼ばれる、大学に行く準備をする学校で同世代の選手と競争しながら、英語漬けの環境に慣れていく。そこでの活躍が認められれば、大学からスカウトを受けられる。
同奨学金第1期生で福岡第一…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら