能登半島地震の現場では、災害支援に活用できる新たな技術が続々と投入されている。今回の地震は、とりわけ道路や電気、通信などインフラ被害の復旧に時間を要しているが、困難な状況の打開に技術革新が生かされた例も少なくない。現場の動きを追った。
石川県輪島市の山あいに位置する町野町では、大規模な地すべりが起き、土砂が川の水をせき止める「土砂ダム」への警戒が必要になっている。
1月下旬からドローンによる定期監視が始まり、遠隔制御を手がけるブルーイノベーションの「ドローンポート」が使われた。自動離着陸や充電ができる格納庫で、屋根もあるため風雨からドローンを守れる。関連企業でつくる一般社団法人「日本UAS産業振興協議会(JUIDA)」によると、災害現場でのドローンポートの活用は国内初という。
自らも現場での活動にあたっ…
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