ドローンポート、衛星通信… 能登半島地震、被災地支援に新技術続々

有料記事能登半島地震

冨名腰隆 松田史朗
[PR]

 能登半島地震の現場では、災害支援に活用できる新たな技術が続々と投入されている。今回の地震は、とりわけ道路や電気、通信などインフラ被害の復旧に時間を要しているが、困難な状況の打開に技術革新が生かされた例も少なくない。現場の動きを追った。

 石川県輪島市の山あいに位置する町野町では、大規模な地すべりが起き、土砂が川の水をせき止める「土砂ダム」への警戒が必要になっている。

 1月下旬からドローンによる定期監視が始まり、遠隔制御を手がけるブルーイノベーションの「ドローンポート」が使われた。自動離着陸や充電ができる格納庫で、屋根もあるため風雨からドローンを守れる。関連企業でつくる一般社団法人「日本UAS産業振興協議会(JUIDA)」によると、災害現場でのドローンポートの活用は国内初という。

 自らも現場での活動にあたっ…

この記事は有料記事です。残り928文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

能登半島地震

能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]