子どもに「本物の音楽を」 小澤征爾さんの熱意が楽都のレベル上げた

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佐藤仁彦 安田琢典
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 世界的な指揮者小澤征爾さんが88歳で亡くなった。小澤さんは地方発の音楽文化発信に力を注ぎ、各地に数多くの足跡を残した。

 長野県松本市で毎年開催される音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」の総監督を務め、1998年の長野冬季五輪開会式ではタクトを振り、ベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」を衛星中継で世界に響かせた。

 9日夜に訃報(ふほう)が伝えられると、ゆかりのある人たちからその死を悼む声が寄せられた。

裏方支えた市民ボランティア

 小澤さんが総監督を務めるOMFは、92年に始まった「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」を前身として同市での開催を重ねてきた。2015年にOMFと改称された。

 その公演の運営を市民の有志…

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