最先端AI向け半導体の開発スタート ラピダス製造、経産省も後押し

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奈良部健 冨名腰隆
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 東京大学産業技術総合研究所などの研究機関や企業が参加する「LSTC(技術研究組合最先端半導体技術センター)」が9日、人工知能(AI)向け次世代半導体の研究開発を始めたと発表した。技術の確立後、次世代半導体の国産化をめざすラピダスに製造を委託する方針。経済産業省は事業費約280億円について全額補助し、開発や量産を後押しする。

 新たに開発するのは、最先端の「エッジAI」向け半導体の設計技術。エッジAIは、機器の端末に直接搭載されるAIのことで、データ処理を直接できるため、消費電力や通信量を大幅に効率化できる。車の自動運転や生活支援ロボットなどに使われる。

 LSTCは、ラピダスの研究開発を支えるために2022年12月に発足。今回のプロジェクトは29年までの最長5年間を予定する。

 ラピダスは回路幅が2ナノメ…

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