「乳児は仰向けに寝かせて」 保育園の男児死亡事故で、こども家庭庁

高橋健次郎
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 東京都の認可外保育施設で昨年12月、生後4カ月の男児が睡眠時間帯に意識不明となって亡くなった事故を受け、加藤鮎子こども政策担当相は9日の閣議後会見で、「仰向けに寝かせることを徹底していない施設があれば、ただちに改善いただきたい」と述べた。男児はリスクの高い「うつぶせ寝」だった可能性も指摘されており、あらためて注意喚起した形だ。

 こども家庭庁は8日、自治体向けに睡眠中の安全確保を呼びかける通知を発出。事故のあった施設について「乳児を寝かせる場合に、うつぶせ寝のまま寝かせることがあり、仰向けで寝かせるなど窒息や乳幼児突然死症候群(SIDS)などへの配慮が不十分であった」と指摘した。

 そのうえで、うつぶせ寝には窒息の危険があるとして、医学的な理由がある場合をのぞき、乳児の顔が見える仰向けに寝かせるよう改めて求めた。高橋健次郎

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