ハクチョウの飛来地として知られる栃木県小山市羽川の大沼親水公園で1月下旬、顔に約5センチのルアーが絡まったハクチョウが目撃された。オオハクチョウの幼鳥で、目とくちばし辺りに引っかかっていた。
小山市に市民から最初の連絡があったのは、1月19日。市と県の県南環境森林事務所の職員が確認した。
23日に岸辺に近付いたところで捕まえようとしたものの、捕獲できなかった。
公園の中心には、広さ約6万9千平方メートルのため池「大沼」があり、今年は幼鳥2羽を含む9羽のオオハクチョウが飛来していた。ここでは魚釣りは禁止されている。
同事務所の森山和彦部長は「網で捕らえようとしたが、動きまわっていて無理だった」という。その後の観察で餌は食べられていることが確認できた。
羽を傷めてしまう危険性を考…