第4回英語の早期教育「効果は疑問」 まず母語が土台、耕し考える力こそ

有料記事「早期教育」へのギモン

聞き手・平井恵美
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 英会話、ピアノ、スイミング――。「好きなことを見つけてほしい」と子どもを習い事に通わせ始めたのに、いつの間にか親の悩みの種になっていませんか。お茶の水女子大学の内田伸子名誉教授(発達心理学)は早期教育は「やり方次第」としつつも、未就学児英語教育については「効果は疑問」と指摘します。親は幼い我が子にどんな環境を整えてあげればよいのか。お話を聞きました。

 ――就学前から習い事に熱心な家庭も多いですね。

 小さいころにどんな教育を受けたかで、子どもの将来が決まるとは思いません。ただし、将来、子どもが自分でやりたいことを見つけられるように、色々な体験をさせることはよいことだと思います。

 教室で楽しそうな表情をしているかなど子どもをよく観察し、本人が「また行きたい」と言うのであれば続けさせたらいいのではないでしょうか。

 ――通い始めは楽しそうでも嫌がるようになることもあります。習い事のやめ時についてどう考えますか。

 「行きたくない」「おなかが…

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