第2回「習い事には適齢期がある」 子どもが伸びるカギ、脳科学者は考える

有料記事「早期教育」へのギモン

聞き手・平井恵美
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 「いつから習い事を始めようかな」。子育て世代にとって習い事は大きな関心事の一つです。脳の発達に詳しい東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授は「時期を見極めると、子どもの能力は効率的に伸ばすことができる」と言います。音楽やスポーツ、語学はいつから始めるとよいのでしょうか。脳の最新研究で見えてきた子どもの可能性を伸ばすカギとは? お話を聞きました。

 ――加齢医学研究所ではどんな研究をしているのでしょうか。

 研究の中心はもともと認知症予防で、どんなことをすれば脳の健康は維持されるのか研究してきました。小さな子どもから高齢の方までの脳画像をデータベース化。生活習慣や認知機能などに関する情報も集め、脳の発達や加齢はどういうふうに起きるのか、生活習慣や親子関係はどう影響するのか調べてきました。

 ――研究ではどんなことが分かってきたのですか。

 脳のどの領域がどのように発達するのか、どんな生活習慣が大切なのかが分かってきました。脳の健康を保つため子どものうちに身につけるとよい習慣があることにも気づきました。

 脳は後ろから前に向かって発…

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