PCR検査事業装い5千万円詐取疑い、男4人再逮捕 収益隠匿容疑も

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 PCR検査事業をかたり出資を持ちかけて現金をだましとったとして、健康関連ベンチャー企業(東京都中央区)代表取締役の男性(44)=同区=らが逮捕された事件で、警視庁は男性ら4人を別の被害者から5千万円をだまし取った詐欺容疑で再逮捕し、7日に発表した。認否は明らかにしていない。

 生活経済課によると、4人は共謀して2022年8月、会社役員の40代男性に対し、PCR検査事業への出資名目で「月利8%」などとうそをつき、計5千万円をだまし取った疑いがある。

 同課は資金調達役の曽我郁人容疑者(29)=千葉県船橋市=を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)容疑で再逮捕した。同事業への出資名目で22年4~10月に6人から集めた計3億7300万円について、曽我容疑者が代表の会社「Dave」(中央区)への貸付金と装った疑い。容疑を認めているという。同社を同法の両罰規定で8日にも書類送検する方針。

 同課は男性らが22年3~11月、135人から計32億円超を集めたとみている。御船紗子

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〈おことわり〉東京地検は詐欺と金融商品取引法違反(無登録)の疑いで逮捕された健康関連ベンチャー企業の代表取締役の男性(44)について、2月27日付で不起訴処分とした。

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