節分 上京の廬山寺で鬼おどり 紫式部ゆかりの寺院

西田健作
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 節分の3日、紫式部の邸宅跡地にある廬山(ろざん)寺(京都市上京区)で、ユーモラスな鬼たちが登場する「追儺(ついな)式鬼法楽」(鬼おどり)が披露された。

 厄よけ大師として民間の信仰を集める平安時代の高僧・良源(元三大師)が、鬼を退治したという故事に基づくもの。夕刻、太鼓やほら貝の音と共に、煩悩を表す赤、青、黒の鬼3匹が現れ、ゆったりとした足拍子をとりながら元三大師堂内に侵入した。加持祈禱(きとう)を邪魔しようとするが、逆に僧侶らによって退散させられ、平穏となった境内では盛大に豆や餅がまかれた。

 今年の大河ドラマ「光る君へ」の主人公ゆかりの場所ということもあり、多くの人々でにぎわった。姉の嶋田紗里(さり)さんと共に豆をまく福娘を務めた紗更(さら)さん(24)は「年明けから災難続きだったので、少しでも福を分けられるようにと豆をまきました」と話した。西田健作

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