高齢者をサポート「エイジテック」に熱視線 AI搭載、新技術続々

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ラスベガス=小林哲
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 高齢化は日本だけでなく先進国に共通する課題だ。米ラスベガスで1月に開かれた先端技術の見本市「CES2024」では、新たな技術トレンドとして高齢者向けの「エイジテック」に注目が集まった。

 「米国の50歳以上の人々は年間8・3兆ドル(約123兆円)の経済効果を生み出す。それは2050年までに28・2兆ドルに拡大する」

 展示場の壁にこんなメッセージが書かれていた。高齢者向けの技術を開発するスタートアップ企業を集めたパビリオン。高齢者団体AARPによる特設展示だ。

 この10年で金融サービスとITを組み合わせたフィンテックが急伸したように、次の10年のトレンドは「エイジテック」になると関係者は期待する。CESの会場では、AI(人工知能)を搭載し、加齢や病気で失われた体の機能をサポートする革新的な装置が次々と登場した。

会話を文字起こし、視野を回復、手の震えを消す……

 米国の「Xander(エグ…

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