モンスター選挙年 世界の半数が投票、「もしトラ」なら国際秩序は

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 私たちは1年後、世界秩序を揺るがすカオスと向き合っているかもしれない。今年は世界人口の半分が投票できる「モンスター選挙年」とも言われる。トランプ氏が大統領としての復権をめざす米国だけでなく、ロシア、インドも指導者を選ぶ選挙がある。欧州などでは極右勢力の台頭も予想され、日本にも深くかかわってきそうだ。

 「なんて素晴らしい勝利なんだ!」

 23日、米ニューハンプシャー州であった大統領選をめぐる共和党の候補者指名争いで、トランプ氏は2週連続で勝利宣言をした。政敵を口汚くけなし、取り巻きの側近がトランプ氏をとことん持ち上げる。4年前まで、世界を連日揺るがした「政治ショー」の再来を強く予感させた。

「あなたは独裁者にならないといえるか」

 世界が何より注目しているの…

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    沢村亙
    (朝日新聞論説主幹代理=国際政治、社会)
    2024年1月30日16時2分 投稿
    【視点】

    第2次トランプ政権が誕生した場合の最大の懸念要素は、補佐官や閣僚といった政権中枢を任せられる「まとも」な人材が果たしているかどうか、である。前回の政権では、ペンス副大統領を筆頭とする共和党保守、バノン、スティーブン・ミラーら右派ナショナリス

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