庄内の冬の味覚、熱々の寒ダラ汁を堪能 鶴岡皮切りに各地で開催

清水康志
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 山形県庄内地方で「寒ダラ」の水揚げが本格化し、冬の味覚を味わうイベントが目白押しだ。

 寒ダラはこの時期にとれる脂が乗ったマダラのことで、その身やあら、肝、白子を余さず使い、岩ノリを加えたみそ仕立ての寒ダラ汁(どんがら汁)は、庄内の冬の風物詩として昔から親しまれてきた。

 鶴岡市中心部の鶴岡銀座商店街では21日、「日本海寒鱈(かんだら)まつり」があった。1杯700円ほどの寒ダラ汁を提供する出店が並び、大勢の人たちが熱々の寒ダラ汁の食べ比べを楽しんだ。

 市内の有名イタリア料理店「アル・ケッチァーノ」は初出店し、寒ダラのクリームスープを提供。奥田政行オーナーシェフ(54)は「庄内の寒ダラ汁は冬の間の唯一のぜいたく。家で作るのは大変なので、こういう場で食べられていい」と話した。

 寒鱈まつりは今後、「酒田日本海寒鱈まつり」(酒田市)、「しゃりん寒鱈まつり」(鶴岡市)がいずれも28日に、「ゆざ町鱈ふくまつり」(遊佐町)と「かんだら うん米(まい) 魚魚(ぎょぎょ)まつり!」(庄内町)がいずれも2月4日に開かれる。清水康志

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