能登半島地震で動いた沿岸の活断層とともに、内陸の活断層も動いたとみられることが、日本地理学会のグループによる調査で明らかになった。局所的に被害を拡大させた可能性があるという。
名古屋大学減災連携研究センターの鈴木康弘教授(変動地形学)らが13、14日、石川県志賀町の富来地区を調査した。
その結果、活断層として指摘されている「富来川南岸断層」に沿うように、少なくとも約3キロにわたる5地点で、地面の横ずれやたわみ上がりなどの変形を確認した。ずれは、上下に50センチ程度、水平方向は左に10センチ~数十センチ程度とみられる。
政府の地震調査委員会は、1日のマグニチュード7・6の地震を起こした断層は150キロ程度で、半島沿岸の活断層が動いた可能性が高いとしている。
鈴木さんによると、沿岸の活…
【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら