園児たちが作った「みずき飾り」 五穀豊穣や幸せ祈り八幡平市役所に

小幡淳一
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 色とりどりのお団子をミズキの木の枝につけ、五穀豊穣(ほうじょう)や幸せを願う「みずき飾り」を岩手県八幡平市の平舘こども園(遠藤一子園長)の園児たちが作り、市役所に届けた。

 地域によって「みずき団子」「木登り団子」とも呼ばれる小正月を祝う伝統行事。同園では毎年、地元のお年寄りと一緒にお団子や縁起物でミズキの木を飾りつけ、市内の銀行や郵便局などに贈っている。

 園児たちは5日、市役所を訪れ、「お米や野菜がたくさんとれますように。商売繁盛しますように。みんなが健康で楽しく暮らせますように。どうぞ飾ってください」と元気いっぱい声をそろえた。

 佐々木孝弘市長は「能登地震で被害に遭われた方々の無事と安全を祈りましょう。思いのこもった飾りを市民のみなさんに見てもらいたいと思います。今年1年、元気で過ごしてください」とお礼を述べ、園児たちの握手攻めに遭っていた。(小幡淳一)

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