こっそり、じっくり読んで共感 ビルの一室に図書館「闘病記の森」

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岡田健
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 闘病記を集めた「図書館」が大阪市内で拡張移転し、オープンした。病気に悩む人に役立つ本を選んで紹介していきたいという。

 大阪メトロ京阪電車天満橋駅から歩いて5分ほど。大阪市中央区内平野町1丁目のビルの一室に、「闘病記の森」がある。闘病記や障害についての本を中心につくる出版社「星湖舎(せいこしゃ)」が運営する。

 といっても、ここにあるのは星湖舎がつくった本ばかりじゃない。

 社長の金井一弘さん(67)…

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    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2024年1月18日15時26分 投稿
    【視点】

    私の所属している大学の図書館には、闘病記文庫(闘病記コーナー)がある。病気別に患者や家族が病とどう向き合い、どう乗り越えたかといった過程をつづった闘病に関する本を集めた書棚だ。闘病記文庫が全国各地にどのくらい存在しているのかわからないが、「

    …続きを読む