南極3回目で挑戦したドローン撮影 どんな世界を切り取るかイメージ

有料記事新聞記者の文章術

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南極・北極専門記者 中山由美

 最終回は変化球で、撮影のお話です。写真や映像で記録する際に気にかけていることをお伝えします。

 これまで南極は3回行きました。来月は8回目の北極へ向かいます。現場取材は「撮影9割」の意気込みで臨んでいます。話は後で聞けても、その場その瞬間のシーンは、その時でなければ記録できないですから。

 大切な瞬間を逃さぬよう、どんな写真・映像が撮れるかを先にイメージします。動く被写体なら、動きも予測します。被写体だけではなく、背景は? 一緒に入れたいものは……どんな世界を切り取ってフレームに収めるかを思い浮かべて下さい。「主役」を真ん中に置いて正面から撮ると単調になりがちです。中心よりやや横にずらしたり、斜め前から狙ったり、格好よく見えるポイントを探しましょう。高い所や低い位置から撮ったり、近づいたり離れたり、いろんな角度から撮っておいて、見比べると良いですね。

 動物を撮る時は距離をとって…

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