第3回不良債権化する「軍用地」 売れ残り処分する「競売」、裁判所で急増
沖縄県の那覇地裁で、借金の担保にとった不動産を売却する「競売」にかけられる「軍用地」が増えている。
2023年は3月に15件、9月に8件など、計25件の軍用地が競売にかかった。過去には21年と22年は1件ずつあるだけで、その前は12年までさかのぼらないと見つからない。
競売にかけているのは金融機関だ。事業継続が難しいと判断した融資先から融資の残りを回収する最終手段とされる。23年の競売件数の急増は、軍用地転売で利益を上げて事業を続けることが難しくなっていることを示している。
不動産会社の看板は真っ白に
3月の15件のうち14件は…
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