脱毛サロン「銀座カラー」の運営会社が破産へ 債権者は10万人

岡林佐和

 東京商工リサーチは16日、脱毛サロン「銀座カラー」を運営するエム・シーネットワークスジャパン(東京)が東京地裁から15日に自己破産手続きの開始決定を受けたと発表した。

 東京商工リサーチによると、エム・シーネットワークスジャパンは3月時点で「銀座カラー」を全国に約50店舗展開していた。俳優などを起用した広告で知名度を高め、2020年4月期には年間125億円を売り上げていた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で利用者が減少し、21年4月期には11億円の最終赤字を計上。債務超過に陥っていた。

 負債総額は約58億円で、債権者は約10万人にのぼるという。同社がホームページで公表した「お知らせ」によると、全店舗を閉鎖し、15日時点で予約ずみのカウンセリングや施術はすべてキャンセル扱いにするという。(岡林佐和)…

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