最優秀賞は高松の桑村さん、団体は高松商に 高校生英語スピーチコン

武田肇
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 【香川】国際社会で活躍する高校生を育てることを目的にした「第34回国際理解のための高校生英語スピーチコンテスト」(県高校教育研究会国際教育部会など主催)が12日、高松市であった。

 個人の部の英語スピーチは、高松1年の桑村汐音(しおん)さんが最優秀賞のオリーブ杯を受賞した。

 桑村さんは今夏、英語力を磨くためにシンガポールに留学した際、母から「困ったときにスマホに頼らない」と助言されたと紹介。現地ではスマホを封印し、「完璧でない英語」でぶつかった。

 その結果、ホストファミリーやクラスメートに溶け込むことができたとふり返り、「何かや誰かに依存すると、自信を得る機会を失うかもしれない」と生き生きと主張した。

 グループの部の研究発表(発表言語は日本語)は、県内の外国ルーツの子どもたちの日本語教育の支援状況を調べた高松商業が、最優秀賞に選ばれた。

 桑村さんと高松商業は来年1月18日に徳島市である四国大会に出場する。

 そのほかの個人の成績は次の通り。(敬称略)

 朝日新聞社賞=柳原杏衣(三木)▽県国際交流協会理事長賞=藤村桜花(観音寺第一)▽高松市国際交流協会理事長賞=泉保穂佳(穴吹学園)▽国際協力機構四国センター所長賞=ソリス・ジョアン(藤井)(武田肇)

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