萩城下町マラソン 快走2千人 インフルエンサー三津家貴也さんも

向井光真 松下秀雄
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 「維新の里 萩城下町マラソン2023」(大会実行委主催、山口県萩市、朝日新聞社など共催)が10日、萩ウェルネスパーク(萩市椿)を発着点に開かれた。ハーフマラソンや5キロなど4種目に2028人が出走。世界文化遺産の町並みを駆け抜け、1963人が完走した。

 市中心部の萩城下町などを巡るハーフマラソン、阿武川沿いを走る5キロ、萩ウェルネスパークを走る2キロ、ファミリー(2キロ)の4種目があった。新型コロナウイルスの影響で2020年から中止していた2キロとファミリーの2種目は4年ぶりの開催となった。

 ハーフマラソンは午前10時、大会会長の田中文夫市長が号砲を響かせ、参加者が次々とスタートを切った。ゲストランナーの青山学院大陸上部の部員2人も出走。賞や順位の対象としない「オープン参加」ながら、喜多村慧選手は1時間4分34秒を記録し、大会新を更新した。

 SNSで陸上競技の魅力を発信しているインフルエンサーの三津家貴也さんは5キロの種目に参加した。三津家さんは、楽しんで走るコツを伝授する「ランニングクリニック」も開催した。性別や年代別の計27部門の1~3位(小学生部門やファミリー部門は8位まで)が表彰台で賞状を授与された。

 約1千人の市民ボランティアが交通整理や救護、給水などで参加者を支えた。(向井光真、松下秀雄

 ハーフマラソン男子優勝の福岡大学4年・花谷そらさん(22)=福岡市=の話

 いつも3千メートル障害や5千メートルを走っていて、ハーフマラソンは3回目。ゲストランナーの青山学院大学の選手2人を倒したかったけれど、1人が最初からめちゃくちゃ速くて、ついていったらだめだと思い、自分のペースで走りました。初めてのコースでしたが、沿道のサポートの方が「こっちだよ」と教えてくれたり、観客が応援してくれたりしたし、(町並みの)観光もできて楽しい大会でした。

 (記録1時間5分34秒)

 ハーフマラソン女子優勝の西部石油社員・横田知佳さん(29)=宇部市=の話

 久々の参加でした。自己ベストを更新できたうえ、1位をとれたのが一番うれしい。始めは無理せず様子を見ながら走っていましたが、10キロ手前から1位に出て、攻めの走りで飛ばしました。今できる力を出し切り、しっかり粘れたのが良かったです。萩の昔ながらの町並みを見ながら走り、沿道の応援も温かったので、参加して良かったです。20代最後の良い思い出になりました。

 (記録1時間19分37秒)

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