能楽師観世清和さんが披露 白子町・関小学校で「日本文化に触れて」

中野渉

 能楽師の観世流二十六世宗家・観世清和さん(64)が6日、千葉県白子町立関小学校を訪れ、体育館で能を披露したり、解説したりした。日本芸術院が小中学校や高校に会員を派遣する文化庁の事業「子供 夢・アート・アカデミー」の一環。5、6年生の計27人が伝統芸能を学んだ。

 観世さんは作品の一つの「羽衣」を披露し、すり足の技法や能の登場人物、歴史を伝えた。児童らが「老松」を合唱するのに合わせて舞うなどし、「能だけでなく、歌舞伎や文楽といった日本の文化に触れてほしい」と呼びかけた。

 6年生の木村光煌(こうき)さん(12)は「自分でもすり足ができるかなと思った。分かりやすくて楽しかった」と話した。(中野渉)…

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