豊田東高校生と企業がコラボ のり商品開発、母乳バンクへの寄付も
愛知県立豊田東高校の生徒たちが永井海苔(のり)(豊橋市)と、のり商品を開発した。売上金の一部を藤田医科大学病院(豊明市)の母乳バンクに寄付する。生徒たちは「見かけたらぜひ手に取ってほしい」と呼びかけている。
商品は三河湾産のりを使った「東のり」で、焼きのりが8枚入っている。総合学科ビジネスプランの生徒たちが昨秋から授業の一環で開発に取り組んできた。
昨年度の3年生がパッケージデザインを考案。今年度の3年生9人が引き継ぎ、完成した東のりの販売促進を担当した。三好佑弥さんは「売り場で目をとめてもらえるよう、商品を紹介するポップの文字の大きさや色を工夫した」。子どもの弁当をつくる保護者にアピールできるよう、おにぎり型のキャラクターも目立たせた。
パッケージの裏面には、藤田医科大学病院の母乳バンクを紹介するQRコードをつけ、売上金の一部を寄付することに。藤田医科大病院の医師が学校に母乳バンクの啓発に訪れたことがきっかけになった試みだという。
6月に販売を始め、8、9月には生徒も売り場に立った。加藤心玲(みれい)さんは「東のりだけでなく、母乳バンクについても簡潔に伝えられるよう意識した」。宮部恋白(こはく)さんは「一つの商品が世に出るまでに多くの人の協力が必要なことが分かり勉強になった」と話す。
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